清涼殿の御帳台(みちょうだい)の前に獅子と狛犬が置かれています。平安時代の頃から御帳台の前に設置するのが通例でした。獅子狛犬は高さ約50㎝の木彫彩色のもので、向かって右が獅子で口を開き、左が狛犬で角を持ちます。台座は胡粉地(ごふんじ)に雲形文様(くもがたもんよう)が施され、裏側には「宝永五年(1708)八月調進」と記されていますが、獅子狛犬本体はそれ以前の作と考えられています。