splash bg

年中行事障子 ねんじゅうぎょうじのしょうじ

土地
京都御所
建物
清涼殿
部屋
落板敷
種別
障壁画
作者持明院基延
時代・年代昭和時代
製作年昭和9年(1934)
寸法H1.63m×W2.53m
材質絹本
形式衝立
原画・模写模写

 清涼殿(せいりょうでん)の東南隅、落板敷(おちいたじき)と呼ばれる所に「年中行事障子」という衝立障子(ついたてしょうじ)が立てられています。この障子の片面には宮中における正月から6月までの年中行事149項目が書かれ、その反対面には7月から12月までの行事133項目、および神事・御服等の説明、月中行事(毎月の行事)が書かれています。年中行事障子は光孝天皇の仁和元年(885)に太政大臣藤原基経が献上したものに始まるとされ、その後新調を繰り返しながら、今日まで引き継がれてきました。古くは実態に合わせて内容の書き直しも行われたようですが、現在のものは、平安時代の行事を記載する「年中行事御障子文(ねんちゅうぎょうじごしょうじもん)」という写本で伝わるものとほぼ同文です。