松琴亭茶室の露地(ろじ)には、寄棟造茅葺屋根(よせむねづくりかやぶきやね)に二間幅の腰掛をつくりつけた外腰掛(そとこしかけ)という建物があります。外腰掛の正面の築山(つきやま)には、八条宮初代智仁(としひと)親王と親交のあった薩摩藩島津家の献上と伝えられるソテツが28本植えられています。