小御所の東側にある池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の庭園です。中央に大きな池を配し、その周りを廻りながら景色を楽しむことができる造りとなっています。緩やかに池に向かって傾斜した芝生と州浜(すはま)が美しい渚を描き出しています。3つの中島には石橋や木製の橋がかかり、南側の島へかかる高欄のついた大きな橋は、欅橋(けやきばし)と呼ばれ、もとは総欅造りであったことからその名がつきました。