岳陽楼(北側)
下段の間の四方16面の襖絵には、「岳陽楼」と題し、湖畔に佇む岳陽楼と海のように大きな洞庭湖の情景が鮮やかに画かれています。画題となったこの場所は中国の湖南省にあり、古来、風光明媚な地として認識され、漢詩などの題材に使用されることも多く、唐代の杜甫の「岳陽楼に登る」や宋代の范仲淹の「岳陽楼の記」などが有名です。下段の間の西側から北側の襖絵には城壁で囲まれた岳陽楼が大きく画かれ、建物内部には飲食を楽しむ人物や、欄干越しに洞庭湖を眺める人物が見られます。
下段の間の四方16面の襖絵には、「岳陽楼」と題し、湖畔に佇む岳陽楼と海のように大きな洞庭湖の情景が鮮やかに画かれています。画題となったこの場所は中国の湖南省にあり、古来、風光明媚な地として認識され、漢詩などの題材に使用されることも多く、唐代の杜甫の「岳陽楼に登る」や宋代の范仲淹の「岳陽楼の記」などが有名です。下段の間の西側から北側の襖絵には城壁で囲まれた岳陽楼が大きく画かれ、建物内部には飲食を楽しむ人物や、欄干越しに洞庭湖を眺める人物が見られます。