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大禹戒酒防微 たいうかいしゅぼうび

土地
京都御所
建物
御常御殿
部屋
中段の間
種別
障壁画
作者鶴沢探真
時代・年代江戸時代後期 安政度内裏
製作年安政2年(1855)
寸法H1.89m×W0.93m
材質紙本総雲取砂子泥引極彩色
形式
原画・模写原画

中国の()の時代,時の皇帝禹王(うおう)は,儀狄(ぎてき)という酒造りから献上されるお酒が大変美味であったため,酒は祭祀(さいし)宴饗(えんきょう)に必須のものではあるが,飲み過ぎれば疫病は避けられず,やがては国を滅ぼすと考え,お酒を禁じて儀狄を遠ざけたという故事を画いたものです。ここでは禹王と儀狄が対面している場面を画いており,玉座に座る人物が禹王,階段の上で酒壺を抱えているのが儀狄とみられます。