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駒引(南側) こまひき

土地
京都御所
建物
御三間
部屋
下段の間
種別
障壁画
作者岸誠
時代・年代江戸時代後期 安政度内裏
製作年安政2年(1855)
寸法H1.7m×W1.07m
材質紙本砂子中彩色
形式戸襖
原画・模写原画

下段の間には、宮廷の年中行事であった駒引の様子が画かれています。駒引は、毎年8月に諸国の御牧から献上された馬を内裏(だいり)に牽き入れて観覧し、左右馬寮(さうめりょう)に分配する儀式で、その際に、馬が上皇や親王、公卿などに配られることもありました。平安時代初期から15世紀まで行われ、本来、天皇の前で馬を牽き回した後に分配するものですが、第66代一条天皇を最後に天皇の出御(しゅつぎょ)はなくなり、建礼門(けんれいもん)前に式場を変更して続けられました。