紫宸殿の正面には、殿上の天皇の御座(ぎょざ)から見て右に橘、左に桜の樹が配されています。儀式の際、それぞれの近くに左右近衛府(さうこのえふ)の武官が警護の陣を敷いたことから、右近(うこん)の橘、左近(さこん)の桜と称されました。